行政法 第288問
教材: 行政法②
司法試験 H24 第37問
論点: 国家賠償法
問題
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公式解答
6. ア× イ○ ウ×
正誤・解説
p1 /
固定資産税の納税者は、固定資産税の登録価格について不服がある場合、地方税法に基づく審査の申出及びひいては決定に対する取消しの訴えによってのみ争うことができるとされている。したがって、当該納税者がこれら手続を経ることなく、登録価格が過大であったとして、国家賠償法に基づき固定資産税の過納金相当額の損害賠償請求をすることはできない。
最高裁は、固定資産価格の決定に無効事由が認められなくても、過大に決定した場合には、審査申出や取消訴訟を経る前でも国家賠償請求をなし得るとしている。
p2 /
不動産の強制競売事件における執行裁判所の処分については、民事執行法に定める救済の手続により是正することができる。こうした手続が予定されているから、執行裁判所自らその処分を是正すべき場合等特別の事情がある場合を除き、権利者がその手続による救済を求めることを怠ったため損害が生じたとしても、国家賠償法に基づき損害賠償請求をすることはできない。
最高裁は、執行裁判所の処分は民事執行法上の救済手続により是正でき、特別の事情がない限り、その手続を尽くさずに生じた損害の国家賠償請求は認めないとしている。
p3 /
犯罪の被害者は、公訴提起により利益を受けることから、捜査官の不起訴処分の違法を理由として、国家賠償法に基づき損害賠償請求をすることができる。
最高裁は、被害者の得る利益は公益上の見地に立つ事実上の利益にとどまり、法律上保護された利益ではないとして、捜査機関の不起訴処分を理由とする国賠請求を否定している。
全体要旨
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