行政法 第264問
教材: 行政法②
司法試験 H26 第33問
論点: 在外日本人の選挙権
問題
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在外日本人である原告らが、①平成10年法律第47号による改正前の公職選挙法が、原告らに衆議院議員の選挙及び参議院議員の選挙における選挙権の行使を認めていなかったことが違憲であることの確認、②同改正後の公職選挙法が、原告らに衆議院小選挙区選出議員の選挙及び参議院選挙区選出議員の選挙における選挙権の行使を認めていないことが違憲であることの確認及び③原告らが今後直近に実施される上記②の各選挙において選挙権を行使する権利を有することの確認を求める各訴えに関する最高裁判所平成17年9月14日大法廷判決(民集59巻7号2087頁)についての次のアからウまでの各記述のうち、正しいものに○、誤っているものに×を付した場合の組合せを、後記1から8までの中から選びなさい。
公式解答
3. ア○ イ× ウ○
正誤・解説
a /
この判決は、上記①の訴えは、過去の法律関係の確認を求めるものであって、確認の利益を欠くから、不適法であるとした。
説明文では、①の訴えは過去の法律関係の確認を求めるもので、現存する法律上の紛争の直接かつ抜本的解決のために適切・必要とはいえないとして、確認の利益を否定している。
b /
この判決は、上記②の訴えは、抽象的に立法不作為の違法確認を求めるものであって、法律上の争訟に当たらないから、不適法であるとした。
説明文では、②の訴えは他により適切な訴えがある場合に目的達成ができるとして、確認の利益を欠くため不適法とされている。法律上の争訟に当たらないからという説明ではない。
c /
この判決は、上記③の訴えが適法であると判断するに当たり、選挙権は侵害を受けた後に争うことによっては権利行使の実質を回復することができない性質のものであることを考慮している。
説明文では、選挙権は行使できなければ意味がなく、侵害後に争っても実質回復できない権利であることを踏まえ、③の確認の訴えを適法としています。
全体要旨
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