行政法 第50問
教材: 行政法①
予備試験 R02 第14問
論点: 行政裁量
問題
問題画像

抽出問題文を表示
公式解答
2112
正誤・解説
p1 /
車両制限令における道路管理者の特殊な車両の特例の認定は、同令所定の車両についての制限に関する基準に適合しないことが、車両の構造又は車両に積載する貨物が特殊であるためやむを得ないものかどうかの認定にすぎず、基本的には裁量の余地のない確認的行為の性格を有するものであるから、具体的事情に応じ道路行政上比較衡量の判断を含む行政裁量を行使することは、許されない。
最判昭和57年4月23日は、道路管理者の認定は形式的確認にとどまらず、個別事情に応じた比較衡量を伴う裁量があるとしている。したがって、裁量が全く許されないとする点が誤り。
p2 /
地方公共団体が、公共工事の契約に関する指名競争入札に参加させようとする者を指名するに当たり、工事現場等への距離が近く現場に関する知識等を有していることから契約の確実な履行が期待できることや、地元の経済の活性化にも寄与することなどを考慮し、地元企業を優先する指名を行うことは、その合理性を肯定することができる。
最判平成18年10月26日は、工事現場への近接性や現場知識、地元経済への寄与を考慮して地元企業を優先指名することの合理性を肯定している。
p3 /
廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、一般廃棄物処理業は、専ら自由競争に委ねられるべき性格の事業とは位置付けられていないものといえることから、一般廃棄物処理業の許可をするか否かの判断に当たっては、その申請者の能力だけでなく、一定の区域における一般廃棄物の処理がその発生量に応じた需給状況の下において、当該区域の全体にわたって適正に行われることが確保されるか否かを審査することが求められていることから、行政庁には一定の裁量が与えられていると解される。
最判平成26年1月28日は、一般廃棄物処理業の許可判断で、申請者の能力に加え、地域全体で適正処理が確保されるかを審査すべきであり、行政庁に裁量があるとする。
p4 /
毒物及び劇物取締法に基づく毒物及び劇物の輸入業や販売業の登録は、登録を受けようとする者の設備の面から規制を加えるものであるが、行政庁には、専門技術的な裁量が認められていることから、設備だけではなく、登録の対象となる製品の用途や目的を考慮し、当該製品による人の生命身体への危険が予測できる場合には、登録を拒否することができる。
最判昭和56年2月26日は、毒物及び劇物取締法上の登録拒否は設備基準適合性で判断すべきで、用途や目的、危険性を理由に広く拒否するのは同法の趣旨に反するとしている。
全体要旨
解説画像



自己評価
問題時間・解説時間は、 別ページへ移動した時点で確定します。
学習メモ
入力中の内容はこの端末へ自動的に下書き保存されます。 「メモを保存」を押すと改訂履歴へ追加し、 ログイン中はSupabaseへ同期します。
メモの保存履歴
過去版を編集欄へ復元しただけでは下書きです。 「メモを保存」を押すと新しい版として保存されます。