行政法 第46問
教材: 行政法①
予備試験 H27 第16問
論点: 行政裁量
問題
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行政裁量に関する次のアからウまでの各記述について、法令又は最高裁判所の判例に照らし、正しいものに〇、誤っているものに×を付けた場合の組合せを、後記1から8までの中から選びなさい。
公式解答
8. ア× イ× ウ×
正誤・解説
p1 /
公立学校の校長が行った学生に対する退学処分の適否を裁判所が審査するに当たっては、裁判所が校長と同一の立場に立ってしたら校長がした判断との間に食い違いがあれば、当該処分は違法とされる。
最判は、裁判所が校長と同一の立場で当否を判断するのではなく、校長の裁量が全く事実の基礎を欠くか、社会観念上著しく妥当性を欠く場合に限って違法としています。
p2 /
国家公務員に対する懲戒処分について規定する国家公務員法第82条第1項は、懲戒権者に要件裁量を認める趣旨の規定であり、効果裁量を認める趣旨ではない。
国家公務員法82条1項は、懲戒事由がある場合にどの処分を選ぶかという効果裁量を認める趣旨と解されています。要件裁量を認める規定ではありません。
根拠条文:国家公務員法第82条・e-Govを開く
p3 /
都市施設に係る都市計画決定に当たっては、当該都市施設に関する諸般の事情を総合的に考慮した上で、政策的、技術的な見地から判断することが不可欠であり、このような判断は、これを決定する行政庁の広範な裁量に委ねられている。したがって、裁判所は、行政庁が判断の過程において考慮すべき事項を考慮せずに都市計画決定を行ったことを理由に挙げて、当該決定を違法とすることはできない。
都市計画決定でも、基礎となる重要事実に誤認がある場合や、考慮すべき事項を考慮しないなどにより社会通念上著しく妥当性を欠く場合には、裁量権の逸脱・濫用として違法となり得ます。
全体要旨
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