行政法 第40問
教材: 行政法①
予備試験 H24 第15問
論点: 行政裁量
問題
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行政裁量に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例に照らし、正しいものに○、誤っているものに×を付した場合の組合せを、後記1から8までの中から選びなさい。
公式解答
4
正誤・解説
p1 /
行政裁量が認められた処分についても、処分の理由提示が不備であることが当該処分の取消事由となることがある。
判例は、理由付記が法律上要求される場合に、その趣旨に照らして不備があれば取消事由となり得るとする。行政裁量があるからといって理由提示違反が当然に問題外になるわけではない。
p2 /
在留外国人の在留期間の更新不許可処分については、更新事由の有無の判断は法務大臣の裁量に任されているから、その裁量の範囲は広汎なものとされている以上、判断の基礎となる事実認定については、それが社会通念に照らし著しく不合理な場合に限り、司法判断の対象となる。
説明文では、更新許否の裁量が広いことは認めつつ、事実認定が明白に合理性を欠くなど、裁量逸脱の有無を含めて司法審査される趣旨であり、「著しく不合理な場合に限る」との限定は置いていない。
根拠条文:出入国管理21条3項・e-Govを開く
p3 /
公務員の懲戒処分については、裁判所は、懲戒権者と同一の立場に立って懲戒処分をするべきであったか、又はいかなる処分をするべきであったかについて判断し、懲戒権者の適法性判断と裁判所の適法性判断とを比較して、両者に相違が存在する場合には、懲戒処分を違法として取り消すべきである。
判例は、裁判所が懲戒権者と同じ立場で処分選択の当否を判断するのではなく、処分が社会通念上著しく妥当を欠き裁量権の範囲を逸脱・濫用したかを審査するとする。
全体要旨
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