民法 第775問
教材: 民法⑤
司法試験 H26 第37問(改)
論点: 民法と特別法の関係
問題
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民法と特別法の関係に関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
公式解答
3. イ オ
正誤・解説
p1 /
一般社団法人は、法令の規定に従い、定款で定められた目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。
一般社団法人の権利能力・義務能力は、法令と定款に従い、目的の範囲内で認められる。説明画像では正しい肢として示されている。
p2 /
法人が債権である金銭債権を譲渡した場合において、当該債権の譲渡につき債権譲渡登記ファイルに譲渡の登記がされたときであっても、その債権の譲渡は、確定日付のある証書によって、譲渡人が債務者に通知をし、又は債務者が承諾をしなければ、債務者以外の第三者に対抗することができない。
債権譲渡登記がされれば、第三者対抗要件は確定日付ある証書による通知・承諾と同様に扱われる。したがって、両方必要とするこの記述は誤り。
根拠条文:民法467条第1項・e-Govで法令を開く民法467条第2項・e-Govで法令を開く民法4条第1項・e-Govで法令を開く
民法467条第1項―現行条文本文
債権の譲渡(現に発生していない債権の譲渡を含む。)は、譲渡人が債務者に通知をし、又は債務者が承諾をしなければ、債務者その他の第三者に対抗することができない。
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過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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民法467条第2項―現行条文本文
前項の通知又は承諾は、確定日付のある証書によってしなければ、債務者以外の第三者に対抗することができない。
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民法4条第1項―現行条文本文
年齢十八歳をもって、成年とする。
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p3 /
消費者契約(消費者と事業者との間で締結される契約)において、事業者の詐欺により消費者がした意思表示は、取り消すことができる。
消費者契約法は、消費者に不当な勧誘等がある場合の取消しを認める。また、詐欺による意思表示は民法96条で取り消し得る。説明画像では正しい肢。
根拠条文:民法96条第1項・e-Govで法令を開く民法6条・e-Govで法令を開く
民法96条第1項―現行条文本文
詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
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民法6条―現行条文本文
第六条 (未成年者の営業の許可)
一種又は数種の営業を許された未成年者は、その営業に関しては、成年者と同一の行為能力を有する。
前項の場合において、未成年者がその営業に堪えることができない事由があるときは、その法定代理人は、第四編(親族)の規定に従い、その許可を取り消し、又はこれを制限することができる。
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p4 /
建物の賃貸借は、これを登記した場合には、その建物の引渡しがされていないときであっても、その後その建物について物権を取得した者に対し、その効力を生ずる。
建物賃貸借は登記があれば、引渡し前でも後の物権取得者に対抗できる。借地借家法31条の特則も含め、説明画像では正しい肢。
根拠条文:民法605条・e-Govで法令を開く民法31条・e-Govで法令を開く
民法605条―現行条文本文
第六百五条 (不動産賃貸借の対抗力)
不動産の賃貸借は、これを登記したときは、その不動産について物権を取得した者その他の第三者に対抗することができる。
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民法31条―現行条文本文
第三十一条 (失踪の宣告の効力)
前条第一項の規定により失踪の宣告を受けた者は同項の期間が満了した時に、同条第二項の規定により失踪の宣告を受けた者はその危難が去った時に、死亡したものとみなす。
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p5 /
製造物(製造又は加工された動産)を業として製造した者は、その引き渡した製造物の欠陥により他人の財産を侵害した場合、故意又は過失がなかったことを証明すれば、それによって生じた損害を賠償する責任を負わない。
製造物責任法は、欠陥と損害・因果関係があれば原則として責任を負わせる。故意・過失の不存在を証明しても免責されないので誤り。
根拠条文:民法3条・e-Govで法令を開く民法4条・e-Govで法令を開く民法2条第1項・e-Govで法令を開く
民法3条―現行条文本文
第三条
私権の享有は、出生に始まる。
外国人は、法令又は条約の規定により禁止される場合を除き、私権を享有する。
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民法4条―現行条文本文
第四条 (成年)
年齢十八歳をもって、成年とする。
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民法2条第1項―現行条文本文
この法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等を旨として、解釈しなければならない。
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全体要旨
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