民法 第98問
教材: 民法①
司法試験 R05 第5問
論点: 無効と取消し
問題
問題画像

抽出問題文を表示
公式解答
2. ア オ
正誤・解説
p1 /
Aに強迫されたBが50万円をCに贈与する旨の意思表示をCに対してした場合において,強迫につき善意のCがBから受領した50万円を遊興のために費消したときは,その後,Bが贈与の意思表示を取り消したとしても,Cは,Bに対し,何らの返還義務も負わない。
設問アは正しい。強迫による意思表示は取消し得るが,取消し後の返還関係は,受領者が善意で受けた利益を既に費消して現存利益がない場合には,返還義務を負わないという整理が説明されている。
根拠条文:民法96条第1項・e-Govで法令を開く民法96条第2項・e-Govで法令を開く民法121条・e-Govで法令を開く民法121条第2項・e-Govで法令を開く
民法96条第1項―現行条文本文
詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法96条第2項―現行条文本文
相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知り、又は知ることができたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法121条―現行条文本文
第百二十一条 (取消しの効果)
取り消された行為は、初めから無効であったものとみなす。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法121条第2項―現行条文本文
第百二十一条 (取消しの効果)
取り消された行為は、初めから無効であったものとみなす。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p2 /
AがBを欺罔して,B所有の甲土地をAに贈与する旨の意思表示をBにさせた場合,Aは,Bに対し,相当の期間を定めて,その期間内に当該意思表示を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。
設問イは誤り。説明では,このような場面に民法20条1項前段のような追認催告の制度は存在しないとされている。
根拠条文:民法20条第1項・e-Govで法令を開く
民法20条第1項―現行条文本文
制限行為能力者の相手方は、その制限行為能力者が行為能力者(行為能力の制限を受けない者をいう。以下同じ。)となった後、その者に対し、一箇月以上の期間を定めて、その期間内にその取り消すことができる行為を追認するかどうかを確答すべき旨の催告をすることができる。
この場合において、その者がその期間内に確答を発しないときは、その行為を追認したものとみなす。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p3 /
AのBに対する意思表示がAの重大な過失による錯誤に基づくものであった場合には,Aに錯誤があることをBが重大な過失によって知らなかったとしても,Aは,錯誤を理由にその意思表示を取り消すことができない。
設問ウは誤り。説明では,錯誤が表意者の重大な過失による場合でも,相手方が錯誤を知り又は重大な過失で知らなかったときは,取消しが認められる。
根拠条文:民法95条第1項・e-Govで法令を開く民法95条第3項第1号・e-Govで法令を開く
民法95条第1項―現行条文本文
意思表示は、次に掲げる錯誤に基づくものであって、その錯誤が法律行為の目的及び取引上の社会通念に照らして重要なものであるときは、取り消すことができる。
一 意思表示に対応する意思を欠く錯誤
二 表意者が法律行為の基礎とした事情についてのその認識が真実に反する錯誤
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法95条第3項第1号―現行条文本文
一 相手方が表意者に錯誤があることを知り、又は重大な過失によって知らなかったとき。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p4 /
AとBとが通謀してA所有の甲土地をBに売買する旨を仮装し,Bへの所有権移転登記がされた後,Bが甲土地をCに売却し,更にCが甲土地をDに売却した場合において,CがAB間の仮装を知っていたときは,DがAB間の仮装を知らなかったとしても,Aは,Dに対し,AB間の売買の意思表示の無効を対抗することができる。
設問エは誤り。説明では,94条2項の第三者には転得者も含まれるため,DがAB間の仮装を知らない善意者なら,AはDに対して無効を対抗できない。
根拠条文:民法94条第1項・e-Govで法令を開く民法94条第2項・e-Govで法令を開く
民法94条第1項―現行条文本文
相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法94条第2項―現行条文本文
前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p5 /
Aがその真意ではないことを知りながらAの所有する甲土地をBに売る旨の意思表示をした場合において,BがAの意思表示が真意ではないことを知ることができたためにAの意思表示が無効であったとしても,善意のCがBから甲土地を買い受けたときは,Aは,Cに対し,その無効を対抗することができない。
設問オは正しい。説明では,心裡留保による無効でも,善意の第三者には対抗できないとされている。
根拠条文:民法93条第1項・e-Govで法令を開く民法93条第2項・e-Govで法令を開く
民法93条第1項―現行条文本文
意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。
ただし、相手方がその意思表示が表意者の真意ではないことを知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
民法93条第2項―現行条文本文
前項ただし書の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。
民法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:46)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
全体要旨
解説画像



自己評価
問題時間・解説時間は、 別ページへ移動した時点で確定します。
学習メモ
入力中の内容はこの端末へ自動的に下書き保存されます。 「メモを保存」を押すと改訂履歴へ追加し、 ログイン中はSupabaseへ同期します。
メモの保存履歴
過去版を編集欄へ復元しただけでは下書きです。 「メモを保存」を押すと新しい版として保存されます。