民事訴訟法 第284問
教材: 民事訴訟法②
サンプル
論点: 訴訟承継
問題
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XがYを被告として提起した訴訟の係属中に、係争物がYからZに譲渡された場合について、①Yは当事者適格を失わないとする法制度と、②Yは当事者適格を失い、Zが新たに当事者適格を有するものとする法制度の二つの法制度がある。
公式解答
3. イ エ
正誤・解説
p1 /
この法制度は、ドイツの民事訴訟法が採用する制度である。
説明では、①を当事者恒定主義、②を訴訟承継主義とし、アは①についての記述。本文は「ドイツ民事訴訟法は、当事者恒定主義の立場」とあり、正しい記述。
p2 /
占有移転禁止の仮処分の制度の導入は、この法制度を採る結果である。
説明では②(訴訟承継主義)に関する記述。訴訟承継主義では、既判力回避のための制度として仮処分の執行に関する規定が置かれている旨が述べられており、正しい記述。
p3 /
この法制度の下では、Zを拘束しない無駄な訴訟追行が行われることがあるのではないかとの問題が存在する。
説明では②について、Zが訴訟引受をするまでの間は当事者適格を失ったYが訴訟を続けることになり、その間にZを拘束しない無駄な訴訟追行が生じ得るとされている。
p4 /
この法制度の下では、Yについて、Zのための任意的訴訟担当が成り立つ場合があると解することが可能である。
説明では②について、訴訟承継主義の論者は、YについてZのための黙示の任意的訴訟担当が成り立つ場合があると解することができるとしている。
p5 /
この法制度の下では、Yについて、Zのための法定訴訟担当が成り立つと解することが可能である。
説明では①について、当事者恒定主義に対してはYについてZのための法定訴訟担当が成り立つと解することが可能であるという立場が紹介されている。したがって、この記述は②に関するものではない。
全体要旨
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