憲法 第329問
教材: 憲法③
司法試験 H30 第13問
論点: 選挙
問題
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公式解答
ア2 / イ1 / ウ1
正誤・解説
p1 /
判例は、参議院議員選挙における定数不均衡の問題について、参議院の半数改選制の要請を踏まえれば投票価値の平等が一定の限度で譲歩を求められても憲法に違反するとはいえないとして、衆議院の場合よりも広い立法裁量を認めてきており、これまで違憲状態を認定したことはない。
参議院選挙でも投票価値の平等は重要で、半数改選制などを踏まえても無制約に広い立法裁量が認められるわけではない。説明では、最大判昭58・4・27等を挙げつつ、一定の不平等が直ちに合憲となる趣旨ではないとしている。
p2 /
判例は、衆議院議員選挙におけるいわゆる1人別枠方式について、小選挙区比例代表並立制の導入に当たり、直ちに人口比のみに基づいて定数配分を行った場合の影響に配慮するための方策であり、新選挙制度が定着し運用が安定すればその合理性は失われるとしている。
説明では、1人別枠方式は制度導入時の急激な変化を避けるための経過的方策であり、新制度が定着して安定運用されれば合理性は失われるとされている。
p3 /
判例は、公職選挙法による選挙運動用の文書図画の頒布・掲示の規制について、表現の自由に対する最小限の制約とはいえないが、憲法第47条の趣旨に照らせば、国会の定める選挙運動のルールは合理性が考えられないような特段の事情のない限り尊重されなければならず、当該規制は立法裁量の範囲を逸脱しているとはいえないとしている。
説明では、文書図画規制は表現の自由に対する規制だが、選挙の公正確保や弊害防止の必要性から、特段の事情がない限り国会の判断を尊重し、立法裁量の逸脱とはいえないとしている。
全体要旨
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