憲法 第300問
教材: 憲法③
司法試験 H28 第18問
論点: 政党の党員処分と裁判所の審査権
問題
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公式解答
ア1 / イ2 / ウ2
正誤・解説
p1 /
政党の党員が、その政党の存立や秩序維持のために、自己の権利や自由に制約を受けることがあることは当然であり、政党が組織内の自主的な自律運営として党員に対して行った処分の当否については、原則として自律的な解決に委ねるのが相当である。
判例は、政党は政治上の信条・政策を共通にする者の結合体で、内部に自律的規範を持ち、党員に一定の制約が及び得ることを前提に、組織内の自律的運営として行った処分は原則として自律的解決に委ねるとしている。
p2 /
政党が党員に対して行った処分が、一般市民法秩序と直接の関係を有しない政党の内部的な問題にとどまるものである場合、裁判所は、その処分を司法審査の対象とするか否かについて、処分の内容や制約される党員の権利の性質等を考慮して、個別に判断すべきである。
判例は、内部的な問題にとどまる限り裁判所の審査権は及ばないとしており、処分の内容や権利性質を個別に考慮して審査対象を決めるという整理はとっていない。
p3 /
政党が党員に対して行った処分が、党員の一般市民としての権利利益を侵害すると認められる場合、その処分は司法審査の対象となり、裁判所は、政党の有する内部規律に関する決定権に照らしてその処分の内容が合理的か否かについて審査するべきである。
判例は、一般市民としての権利利益侵害が問題となる場合でも、政党の自律的に定めた規範が公序良俗に反するなどの特段の事情がない限りは、その規範に照らし、右規範を有しないときは条理に基づき、適正手続に則ってされたか否か等で判断するとしている。
全体要旨
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