憲法 第275問
教材: 憲法②
司法試験 H28 第9問
論点: 労働基本権
問題
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公式解答
ア2 / イ2 / ウ1
正誤・解説
A /
公務員の争議行為の制限は国民生活全体の利益を維持増進する必要との調和の見地から合理性の認められる必要最小限度のものでなければならず,職務の性質や違いを考慮することなく公務員の争議行為を一律に禁止することは憲法上許されないとするのが判例の立場である。
公務員の争議行為の一律禁止について、判例は職務の性質などを考慮せずに全面禁止することは憲法上許されないとしていない。設問は判例の内容と反するので誤り。
B /
憲法により団結権が保障されている労働組合においては,組合の目的の範囲内にある活動であれば,その全ての活動について組合員に対して統制権を行使し得るから,労働組合が統制権に基づいて組合員を除名した処分には司法審査が及ばない。
労働組合の統制権は無限定ではなく、目的達成に必要で合理的な範囲に限られる。統制権に基づく除名処分も、限界を超える場合は司法審査の対象となるため誤り。
C /
憲法第28条が保障する労働基本権は,使用者との関係において労働者の権利を保護することを目的の一つとするので,私人相互の関係でも意味を持ち,契約自由の原則は制限されることになる。
憲法28条は労働者保護のための基本権であり、私人間でも一定の意味を持つ。したがって契約自由が常に無制限に妥当するわけではなく、設問は正しい。
全体要旨
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