憲法 第208問
教材: 憲法②
予備試験 R05 第4問
論点: 職業の自由
問題
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職業の自由に関する次のアからウまでの各記述について、最高裁判所の判例の趣旨に照らして、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
公式解答
ア1 / イ2 / ウ2
正誤・解説
p1 /
職業の自由に対する規制措置が憲法上認められるかどうかは、具体的な規制措置について、規制の目的、必要性、内容、これによって制限される職業の自由の性質、内容及び制限の程度を検討し、これらを比較考量した上で慎重に決定されなければならず、それは、第一次的には立法府の権限と責務であるから、裁判所としては、規制の目的が公共の福祉に合致するものと認められる以上、立法府の判断がその合理的裁量の範囲にとどまる限り、その判断を尊重すべきである。
最大判昭50.4.30【百選192】の趣旨に沿う。職業の自由への規制は、規制目的・必要性・内容と、制限される自由の性質・程度を比較考量して判断し、立法府の合理的裁量を尊重する。
根拠条文:日本国憲法22条第1項・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条第1項―現行条文本文
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
日本国憲法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:52)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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p2 /
職業の許可制は、単なる職業活動の内容及び態様に対する規制を超えて、狭義における職業の選択の自由そのものに制約を課するものであり、職業の自由に対する強力な制限であるから、その合憲性を肯定するためには、規制目的が重要な公共の利益のために必要不可欠であり、許可制に比べて職業の自由に対するより緩やかな制限である職業活動の内容及び態様に対する規制によっては立法目的を十分に達成し得ないことを要する。
許可制に関する基準を逆に述べている。判例は、許可制は強い制限だが、必要不可欠まで厳しくはなく、より緩やかな規制では目的達成できない場合に合憲とするのではない。
根拠条文:日本国憲法22条第1項・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条第1項―現行条文本文
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
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過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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p3 /
酒類販売業免許制は、一部地域における販売店の乱立による過当競争のために経済的基盤の弱い小売店の経営が不安定となることを防止するとともに、酒税の適正かつ確実な賦課徴収を図るという目的で実施されたものであって、その必要性と合理性があり、立法府の政策的、技術的な裁量の範囲を逸脱するものでは著しく不合理であるとまでは断定し難いから、憲法22条1項に違反しない。
最大判平4.12.15【百選194】は、酒類販売業免許制の目的を「酒税の適正かつ確実な賦課徴収」に求め、店舗乱立防止を目的とするものとはいっていない。本肢は目的の理解が誤り。
根拠条文:日本国憲法22条第1項・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条第1項―現行条文本文
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
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過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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全体要旨
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