憲法 第84問
教材: 憲法①
司法試験 H28 第1問
論点: 私人間における人権保障
問題
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公式解答
212
正誤・解説
A /
企業者は,雇用の自由を有するから,労働者の思想,信条を理由として雇入れを拒んでも当然に違法ということはできないが,労働者の採否決定に当たり,その思想,信条を調査し,労働者に関連事項の申告を求めることまでは許されない。
三菱樹脂事件の判例趣旨では、企業者は採否決定に際し一定の場合に労働者の思想・信条を調査し、関連事項の申告を求めることも直ちに違法ではないとされる。
B /
大学は,その設置目的を達成するため,必要な事項を定めて学生を規律する権能を有するから,私立大学が,その伝統,校風や教育方針に鑑み,学内外における学生の政治的活動につき,かなり広範な規律を及ぼしても,直ちに不合理ということはできない。
昭和女子大事件では、大学には学生を規律する包括的機能があり、私立大学でも教育方針に照らして学内外の政治的活動をかなり広く規律しても、直ちに社会通念上不合理とはいえないとされた。
C /
長期間にわたり形成された地方の慣習に根ざした権利である入会権については,その慣習が存続しているときは最大限尊重すべきであるから,権利者の資格を原則として男子孫に限る旨の特定の地域団体における慣習も,直ちに公序良俗に反するといえない。
入会権であっても、男子孫要件のような性別による差別的慣習は合理性を欠き、民法90条により無効と解される。公序良俗に反しないとはいえない。
全体要旨
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