憲法 第71問
教材: 憲法①
司法試験 R03 第1問
論点: 特別な法律関係における人権
問題
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公式解答
2. ア○ イ○ ウ×
正誤・解説
p1 /
多数の被拘禁者を外部から隔離して収容する施設では、施設内でこれらの者を集団として管理するに当たり、内部の規律及び秩序を維持し、その正常な状態を保持する必要があるから、この目的のため必要な場合には、未決拘禁者についても、身体の自由やその他の行為の自由に一定の制限が加えられることはやむを得ない。
監獄・拘禁施設では内部の規律維持のため一定の自由制約が認められ、未決拘禁者にも必要最小限の制限はやむを得ないとする判例の趣旨に合致する。
p2 /
刑事収容施設内において喫煙を許すことにより、罪証隠滅のおそれがあり、また火災発生により被拘禁者の逃走や人道上の重大事態の発生も予想される一方、たばこは生活必需品とまではいえず嗜好品にすぎないことからすれば、喫煙の自由が憲法の保障する人権に含まれるとしても、制限の必要性の程度と制限される基本的人権の内容、これに加えられる具体的制限の態様を総合的に考慮すると、施設内における喫煙禁止は必要かつ合理的なものといえる。
禁煙処分事件では、施設内喫煙は証拠隠滅・火災等の危険があり、喫煙の自由への制約も必要かつ合理的として合憲とされた。
p3 /
職権行使の独立が保障され、単独で又は合議体の一員として司法権を行使する主体として、国に対する訴訟を含め中立・公正な立場から裁判を行うことが強く期待される裁判官に対する政治運動禁止の要請は、議会制民主主義の政治過程を経て決定された政策を、政治的偏向を排し組織の一員として忠実に遂行すべき立場にある一般の国家公務員に対する政治的行為の禁止の要請ほどには強くない。
裁判官は司法権の担い手として中立性が強く要請され、一般職公務員の政治的行為禁止より裁判官への政治運動禁止の方が強いと判例は述べる。
全体要旨
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