憲法 第66問
教材: 憲法①
司法試験 H22 第7問
論点: パターナリズムに基づく規制
問題
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職業の自由を制限する目的に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ「あなたのため」というパターナリズムに基づく規制である場合には1を、それ以外の理由に基づく規制である場合には2を選びなさい。
公式解答
ア2 / イ1 / ウ2
正誤・解説
ア /
公衆浴場を自由に開設できるようにすると、公衆浴場が濫立し、浴場経営に無用の競争を生じさせ、ひいては浴場の衛生設備が低下することなどが考えられる。それゆえ、公衆浴場の濫立を防止するため、公衆浴場の適正配置を開設の許可要件とする。
公衆浴場の適正配置を開設許可の要件とするのは、経営上の無用な競争や衛生水準の低下を防ぐためであり、経営者のためというより公共の福祉・公衆衛生の観点からの規制である。
根拠条文:日本国憲法22条・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条―現行条文本文
第二十二条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
日本国憲法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:52)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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イ /
過度の飲酒は、自らの健康を害し、生命を失うこともあり得るが、飲酒量を自己でコントロールすることは難しい。それゆえ、飲酒者の過度の飲酒を防止するため、酒類を提供する飲食店における客一人当たりの酒類販売量を制限する。
過度の飲酒による自己の健康・生命への害を防ぐために、飲酒者本人のために販売量を制限する規制であり、パターナリズムに当たる。
根拠条文:日本国憲法22条・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条―現行条文本文
第二十二条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
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過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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ウ /
喫煙は、喫煙者に肺がん等の疾患をもたらし、社会医療費上昇の一因となっている。それゆえ、医療保険制度を通じた国庫補助金の支払等社会医療費の増加抑制のため、テレビにおけるたばこの広告を全面的に禁止する。
たばこ広告の全面禁止は、喫煙者本人の健康のためではなく、社会医療費の増加抑制という社会的目的のための規制である。
根拠条文:日本国憲法22条・e-Govで法令を開く
日本国憲法22条―現行条文本文
第二十二条
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
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全体要旨
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