憲法 第17問
教材: 憲法①
司法試験 H20 第12問
論点: 国民主権
問題
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国民主権の観念における権力性の契機と正当性の契機に関する次のアからウまでの各記述
公式解答
ア / 1 / イ / 1 / ウ / 2
正誤・解説
p1 /
国民主権の観念は、本来、君主主権との対抗関係の下で生成し、主張されてきたものである。このような経緯を踏まえると、国民主権の担い手は、抽象的なものではないし、特別の資格を持った君主でもないことになる。
国民主権の「権力性」の契機では、主権の主体は有権者としての国民(選挙権者の総体)と捉えるため、抽象的な主体ではないという説明と整合する。
p2 /
主権の権力性の契機において、主権の主体である国民は有権者(選挙権者の総体)を指す。しかし、国民を有権者ととらえることは、必ずしも憲法が直接民主主義を採用しているという結論を帰結するわけではない。
有権者概念は直接民主制だけでなく、代表概念を法的代表(命令委任)とみることで間接民主制とも両立しうるため、直ちに直接民主主義採用の結論にはならない。
p3 /
主権の正当性の契機において、主権の主体である国民は全国民(国籍保持者の総体)を指す。国民を全国民ととらえると、国民主権の原理は、命令的委任に拘束された国民代表制を要請することになる。
正当性の契機では国民は全国民を指すが、その理解から直ちに命令的委任に拘束された国民代表制が要請されるわけではない。むしろ代表概念は政治的代表(自由委任)につながると整理される。
全体要旨
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