憲法 第18問
教材: 憲法①
司法試験 H23 第14問
論点: 主権の概念
問題
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主権に関する次のアからウまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
公式解答
ア○ / イ○ / ウ×
正誤・解説
p1 /
憲法の国民主権の原理における国民とは、最高裁判所の判例が示すところによれば、主権が日本国民に存在するとする憲法前文及び第1条の規定に照らして、日本国の国籍を有する者を意味するものとされる。
最高裁判例は、憲法前文・1条の「国民」を日本国民、すなわち日本の国籍を有する者と解している。
根拠条文:憲法前文・e-Govを開く日本国憲法1条・e-Govで法令を開く
日本国憲法1条―現行条文本文
第一条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
日本国憲法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:52)
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過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
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p2 /
主権という言葉は多義的であり、国民主権、国家主権のほかに、国家権力(統治権)そのものを意味する場合もあって、憲法第9条第1項及び第41条で使われている「国権」とは、この国家権力そのものを表すものとして使われている。
9条1項の「国権」は国家権力を指し、41条の「国権」も同様に国家の統治権そのものを表す用法である。
根拠条文:日本国憲法1条・e-Govで法令を開く日本国憲法9条第1項・e-Govで法令を開く日本国憲法41条・e-Govで法令を開く
日本国憲法1条―現行条文本文
第一条
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
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日本国憲法9条第1項―現行条文本文
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
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日本国憲法41条―現行条文本文
第四十一条
国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
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p3 /
国民主権原理を宣明する憲法では、国民の代表者を選定する選挙制度は民主主義の根幹を成すものである。憲法改正における国民投票は国民主権の具体化といえるものであるから、その投票権者の要件を公職選挙法が定める選挙権者の要件と異なって定める法律は、違憲である。
憲法改正国民投票の投票権者要件を、公職選挙法上の選挙権者要件と同一に定める必要まではない。したがって直ちに違憲とはいえない。
根拠条文:日本国憲法96条第1項・e-Govで法令を開く
日本国憲法96条第1項―現行条文本文
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。
この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
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全体要旨
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