憲法 第4問
教材: 憲法①
司法試験 R06 第11問
論点: 法の支配
問題
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公式解答
ア:2 / イ:1 / ウ:2
正誤・解説
a /
a.イギリスで20世紀までに成立した法の支配は、制定法とコモン・ローを中心とした「正規の法」による支配を意味しており、裁判所による法の適用を保障することを要求している。
イギリスの法の支配を「正規の法」による支配とみる点は近いが、ここでいう内容は裁判所による自由の保障を強調するもので、設問の表現は不正確である。
b /
b.イギリスでは、17世紀の国会と国王との抗争を経て、国会が主権を有するという観念が確立された。
17世紀の抗争後に確立したのは国会主権ではなく、議会主権であるから、aの根拠にはならないとされる。
c /
a.19世紀後半のドイツにおいて採用されていた法治国家概念は、今日では、形式的法治国家論であると批判されている。
19世紀後半ドイツの法治国家概念は、法内容の適否より形式面に着目するものとして、今日では形式的法治国家論と批判される。
d /
b.19世紀後半のドイツにおいては、法律の留保の下、行政権が国民の権利を制限し、又は義務を課すには法律の根拠が必要とされたが、法律がどのような内容を伴っているかは問題とされなかった。
法律の留保により法律の根拠は必要とされたが、当時は法律の内容の合理性までは問題にされないという整理である。
e /
a.現在の立憲主義国家の多くは、統治原理として法治主義を掲げる場合であっても、その内実は、法の支配原理とほぼ同じ意味を持つようになっている。
現代では、法治主義を掲げる立憲主義国家でも、その内容が法の支配と近い意味で理解されることが多い。
f /
b.現在の立憲主義国家の多くは、国民主権原理を採用している。
現在の立憲主義国家の多くが国民主権を採用しているという一般化で、aの根拠としては不十分である。
全体要旨
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