刑法 第235問
教材: 刑法②
司法試験 R01 第6問
論点: 監禁罪
問題
問題画像


抽出問題文を表示
【見解】
ア.監禁されている時点で移動する一般的な能力がある者は、その時点で移動できなくても、監禁罪の客体となる。
イ.監禁されている時点で移動する一般的な能力があり、その時点で現実に移動できる者は、監禁罪の客体となる。
ウ.監禁されている時点で移動する一般的な能力があり、その時点で現実に移動でき、かつ、移動する意思がある者は、監禁罪の客体となる。
【事例】
乙が窓のない部屋の中に一人でいたところ、甲は、午後1時から午後3時までの間、その部屋の唯一の出入口であるドアに外から施錠し、その間、乙がその部屋の外に出られないようにした。
【会話】
学生A。乙が甲による施錠に気付かなかった場合、B君が採る見解によれば、監禁罪は成立しますか。
学生B。成立します。
学生C。私が採る見解でも成立します。では、乙が午後0時30分頃に眠ってしまい、その後、午後2時頃に目覚めて、甲による施錠に気付かないまま午後4時まで室内で過ごした場合、A君が採る見解によれば、監禁罪は成立しますか。
学生A。成立しません。
学生B。私が採る見解では、結論はA君と異なります。では、今のC君の事例を少し修正し、乙が午後3時過ぎに目覚めて、甲による施錠に気付かないといった場合、C君が採る見解によれば、監禁罪は成立しますか。
学生C。成立しません。
公式解答
4. A-ウ B-ア C-イ
正誤・解説
p1 /
監禁されている時点で移動する一般的な能力がある者は、その時点で移動できなくても、監禁罪の客体となる。
「移動する一般的な能力」だけでは足りず、現実に移動できることまでは不要とするのがアではない。したがって、移動できない者まで含めるこの記述は誤り。
根拠条文:刑法220条・e-Govで法令を開く
刑法220条―現行条文本文
第二百二十条 (逮捕及び監禁)
不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の拘禁刑に処する。
刑法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:50)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p2 /
監禁されている時点で移動する一般的な能力があり、その時点で現実に移動できる者は、監禁罪の客体となる。
イは「現実に移動できる者」に限っており、説明ではこの見解は採られていない。事例のあてはめでも、睡眠中の乙を含める結論とは合わないため誤り。
根拠条文:刑法220条・e-Govで法令を開く
刑法220条―現行条文本文
第二百二十条 (逮捕及び監禁)
不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の拘禁刑に処する。
刑法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:50)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
p3 /
監禁されている時点で移動する一般的な能力があり、その時点で現実に移動でき、かつ、移動する意思がある者は、監禁罪の客体となる。
ウは、一般的な移動能力に加え、現実に移動でき、さらに移動意思もある者を客体とする見解で、設問中の会話の帰結と一致する。説明でもA=ウ、B=ア、C=イとしている。
根拠条文:刑法220条・e-Govで法令を開く
刑法220条―現行条文本文
第二百二十条 (逮捕及び監禁)
不法に人を逮捕し、又は監禁した者は、三月以上七年以下の拘禁刑に処する。
刑法・e-Gov法令APIから取得した現行条文(取得日時: 2026-07-26T23:14:50)
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
ローカル法令全文で確認 / e-Govで現行法令を確認
過去問出題時点の旧条文と異なる場合があります。
全体要旨
解説画像


自己評価
問題時間・解説時間は、 別ページへ移動した時点で確定します。
学習メモ
入力中の内容はこの端末へ自動的に下書き保存されます。 「メモを保存」を押すと改訂履歴へ追加し、 ログイン中はSupabaseへ同期します。
メモの保存履歴
過去版を編集欄へ復元しただけでは下書きです。 「メモを保存」を押すと新しい版として保存されます。