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刑法 第44問

教材: 刑法①

予備試験 H30 第4問

論点: 故意

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問題

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刑法①-p179.png
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【見解】 A説:行為者が認識していた事実と発生した事実とが、構成要件的評価として一致する限り、発生した事実についての故意が認められ、殺人罪においては、客体が「およそ人」という点で一致していれば故意は認められる。 B説:行為者が認識していた事実と発生した事実とが、具体的に一致しない限り、発生した事実についての故意は否定され、殺人罪においては、客体が「その人」という点で一致していなければ故意は認められない。 【事例】 1.甲は、Vを殺そうと考えてVの首を絞め、Vが動かなくなったので死亡したものと思い、Vを海岸の砂上まで運び放置したところ、Vが砂を吸引したことにより死亡した。 2.甲は、Vが連れている犬を殺そうと考え、その犬を狙って猟銃を発射したが、犬をかばおうとしたVに弾丸が当たり、Vを死亡させた。 3.甲は、前方を歩いていた人をV1と思い、その人を殺そうと考えて、そこを狙って拳銃を発射し弾丸を命中させて死亡させたが、その人はV1ではなく、V2であった。 4.甲は、Vから殺してほしいと頼まれたので、Vを殺そうと考え、Vの首を絞めてVを死亡させたが、嘱託殺人が犯罪にならないと考えていた。 5.甲は、V1を殺そうと考え、V1を狙って拳銃を発射したが、弾丸がそれて、V1ではなく、そのそばにいたV2に当たり、V2を死亡させた。

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