刑法 第22問
教材: 刑法①
司法試験 H28 第1問
論点: 不真正不作為犯
問題
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学生A、B及びCは、不真正不作為犯の作為義務違反に関して次の【会話】のとおり検討している。なお、【会話】中の「法律上の防止義務」とは、法令、法益侵害を防止するための法律義務をいうものとし、また、いずれの事例も結果回避は容易であったとする。
公式解答
4
正誤・解説
1 /
甲には作為義務違反がある
不作為犯の作為義務違反は、法益侵害を具体的・現実的に支配している状況で、防止措置を採らなかった場合に認められる。事例ではその支配関係がないため否定される。
2 /
甲には作為義務違反がある
既に発生している法益侵害の危険を利用する意思で防止措置を採らなかった場合に作為義務違反が認められる。本件ではそのような事情はない。
3 /
甲には作為義務違反がある
法益侵害に向かう因果の流れを自ら設定した者は、その法益侵害の防止措置を採らなかった場合に作為義務違反が認められる。事例ではこの要件に当たる。
4 /
丙には作為義務違反がある
放火罪の成否が問題となる事例では、火災保険金取得目的で放置しただけでは、法益侵害に対する支配や防止義務の要件を満たさず、作為義務違反は認められない。
5 /
丙には作為義務違反がある
先の事例と異なり、本件では自ら火災発生の危険を作出・放置しているため、作為義務違反が認められる。
全体要旨
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