行政法 第201問
教材: 行政法②
司法試験 H19 第34問
論点: 自動車運転免許にかかる処分と訴えの利益
問題
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自動車運転免許に係る処分についての訴えの利益に関して述べた次のアからウまでの各記述の中から、最高裁判所の判例に照らして正しいものを選びなさい。
公式解答
3. ウ
正誤・解説
p1 /
運転免許効力停止処分についてその効力停止期間が経過したときは、当該処分が前歴となって道路交通法上不利益を受けるおそれがあるとしても、処分の取消しを求める訴えの利益は失われる。
判例は、効力停止処分自体が前歴となって将来の不利益を生むおそれがある場合、取消しによって回復すべき法的利益が残るとする。よって、期間経過だけで訴えの利益が当然に失われるとはいえない。
p2 /
運転免許取消処分の取消訴訟の係属中に運転免許証の有効期間が経過したときは、もはや運転免許証の更新を受けることができないから、処分の取消しを求める訴えの利益は失われる。
判例は、取消処分が違法なら取り消されるべきであり、係属中に有効期間が過ぎても、更新できなかった不利益が処分に基づく限り訴えの利益は否定されないとする。
p3 /
運転免許効力停止処分の前歴があることにより、名誉、感情、信用等を損なう可能性が継続して存在するとしても、それは処分がもたらす事実上の効果にすぎないので、処分の取消しを求める訴えの利益があるとの根拠とするのは相当でない。
判例は、名誉・感情・信用などへの影響が残るとしても、それは事実上の効果にとどまり、取消訴訟の訴えの利益を基礎づける法的利益とはいえないとする。
全体要旨
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