憲法 第384問
教材: 憲法③
予備試験 H23 第9問(改)
論点: 司法権の限界
問題
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ア、イ、ウの各記述の正誤組合せを1から8の選択肢から選ぶ。
公式解答
5. ア× イ○ ウ○
正誤・解説
p1 /
大学は、その設置目的を達成するために必要な事項を実施する、自律的、包括的な権能を有していることから、単位の授与や専攻科修了の認定に係る係争は、一般市民法秩序と直接の関係を有すると認められる特段の事情のない限り、司法審査の対象とはならない。
百選Ⅱ182・最判昭52.3.15は、大学の単位認定等は大学の自律に委ねられるべき内部問題で、直ちに司法審査の対象とはならないとする。他方、一般市民法秩序と直接の関係を有すると認められる特段の事情がある場合は例外となる。
p2 /
政党の処分が党員の一般市民としての権利利益への侵害となり得る場合においても、その処分の当否の司法審査は、政党の自律的に定めた規範が公序良俗に反するなどの特段の事情のない限り、その規範に照らし適正な手続にのっとってされたかどうかの範囲で行われる。
最判昭63.12.20【百選Ⅱ183】は、政党の自治を重視しつつも、党員の権利侵害が問題となる場合でも、規範に照らした手続的適正の範囲で審査するとする。公序良俗違反など特段の事情があれば別である。
p3 /
地方議会の議員に対する出席停止の懲罰は、これが科されると、当該議員はその期間、議員としての中核的な活動をすることができず、住民の負託を受けた議員としての責務を十分に果たすことができなくなるから、司法審査の対象となる。
最判令2.11.25は、出席停止は議員の権能行使を一時的に制限するにとどまらず、議員活動の中核を妨げる重大な処分として、司法審査の対象となるとした。
全体要旨
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