憲法 第297問
教材: 憲法③
予備試験 H24 第8問
論点: 政党
問題
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公式解答
ア=1 / イ=2 / ウ=2
正誤・解説
ア /
選挙運動の規律は、選挙制度の仕組みの一部をなすものとして、国会が裁量により定めることができる。衆議院の小選挙区選挙において、候補者以外に候補者届出政党にも独自の選挙運動が認められているのは、選挙制度を政策本位、政党本位にするという正当な政策的目的によるものである。
最高裁は、選挙運動をどの範囲で認めるかは選挙制度の仕組みの一部であり、国会が裁量で定め得るとした。また、政党への選挙運動の付与も、選挙制度を政策本位・政党本位にするという政策目的として合理性があるとした。
イ /
政党は議会制民主主義を支える重要な存在であり、政党間の批判や論評は公共性の極めて強い事項である。したがって、ある政党が新聞紙上の広告で他の政党を批判した場合、それが名誉毀損に当たらない場合であっても、批判された政党は同じ新聞紙上に反論文を掲載する権利を有する。
最高裁は、反論権について具体的な成文法上の根拠がないのに、上告人主張のような反論掲載請求権をやすやすと認めることはできないとしている。批判を受けた側に当然に同紙上での掲載権があるわけではない。
ウ /
憲法は、議会制民主主義を支える不可欠の要素として、政党の存在を当然に予定している。したがって、個人だけでなく、営利法人たる株式会社や特定職業に従事する者についての強制加入団体も、社会的実在として期待される当然の行為として、政党などの政治団体に対して政治資金の寄付を行う権利能力を有する。
最高裁は、政党の存在を憲法が予定しているとしても、会社や強制加入団体が政党へ政治資金の寄付をすることが当然に許されるわけではないとした。政党への寄付は選挙における投票の自由や、団体の目的・性質との関係で制約され得る。
全体要旨
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