憲法 第141問
教材: 憲法①
司法試験 H30 第4問
論点: 信教の自由
問題
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公式解答
ア2 / イ1 / ウ1
正誤・解説
p1 /
輸血以外に救命手段がない場合には輸血を拒否するという意思決定を尊重すべきとはいえないので、患者が、輸血を受けることは自己の宗教上の信念に反するとして、輸血を伴う医療行為を拒否すると明確な意思を有していたとしても、このような意思決定をする権利は、人格権としての保護に値しない。
最高裁は、患者が自己の宗教上の信念から輸血を伴う医療行為を拒否する明確な意思を有する場合、その意思決定は人格権の一内容として尊重されるとした。したがって、本肢のように保護に値しないとはいえない。
p2 /
信仰上の理由から剣道実技の履修を拒否した高等専門学校の生徒に対し学校長が行った原級留置処分及び退学処分は、履修拒否が生徒の信仰の核心部分と密接に関連する真しな理由からのものであり、代替措置の申入れに対して学校側はそれが不可能でないのに何ら検討することなく拒否したなどという事情の下では、裁量権の範囲を超えて違法である。
剣道実技履修拒否事件では、信仰上の真摯な理由に基づく履修拒否に対し、学校側が代替措置を検討せずに原級留置・退学処分をしたことは、裁量権の範囲を超える違法とされた。本肢は判例趣旨に合致する。
p3 /
宗教法人に対する解散命令のような法的規制は、たとえ信者の宗教上の行為を法的に制約する効果を伴わないとしても、これに何らかの支障を生じさせることがあり得ることから、信教の自由の重要性に鑑み、憲法上、そのような規制が許容されるものであるかどうかは慎重に吟味しなければならない。
宗教法人解散命令は、信者の宗教上の行為を直接禁止しなくても、信仰活動に支障を生じ得るため、信教の自由の重要性を踏まえて慎重な憲法判断が必要とされた。本肢は判例の趣旨に沿う。
全体要旨
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