刑法 第1問
教材: 刑法①
司法試験 H26 第1問
論点: 刑罰論
問題
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公式解答
3
正誤・解説
p1 /
応報刑論は、産業革命に伴う工業化・都市化によって累犯が増加したことを契機として、支持者が増えた。
応報刑論は、犯罪への報いとして刑罰を正当化する立場であり、累犯増加を契機に支持が広がったという説明は刑罰論の整理と合いません。
p2 /
応報刑論に対しては、重大な犯罪を犯した者であっても、再犯可能性がなければ刑罰を科すことができなくなるとの批判がある。
その批判は目的刑論のうちの特別予防論に対するものです。応報刑論への批判としては、犯罪者の更生や予防を十分に考慮しない点などが問題になります。
p3 /
応報刑論に対しては、論者が前提としている人間の意思の自由が科学的に証明されていないとの批判がある。
正しい。自由意思を前提にする応報刑論に対しては、その前提自体が科学的に証明されないという批判がある。
p4 /
応報刑論に対しては、犯罪を防止するために罪刑の均衡を失した重罰化を招くおそれがあるとの批判がある。
その批判は特別予防論に対するものです。応報刑論については、犯罪予防という観点が弱くなる点などが論点になります。
p5 /
応報刑論に対しては、刑罰と保安処分の区別がなくなるとの批判がある。
刑罰と保安処分の区別がなくなるという批判は、改善・教育を重視する立場や特別予防論に向けられる説明です。
全体要旨
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