憲法 第9問
教材: 憲法①
予備試験 H29 第7問
論点: 憲法の意義
問題
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憲法の意義に関する次のアからエまでの各記述について、それぞれ正しい場合には1を、誤っている場合には2を選びなさい。
公式解答
2111
正誤・解説
p1 /
日本国憲法の前文は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3つの基本原理を明らかにしており、憲法の一部をなすものであって、当該規定を根拠に裁判所に救済を求めることができるという意味で、最高裁判所の判例においても裁判規範性が認められている。
前文が憲法の基本原理を示すことはあるが、判例は前文を直ちに裁判規範として一般に救済請求の根拠にできるとはしていない。設問は、前文に裁判規範性が広く認められるかのように述べており誤り。
p2 /
「憲法」が成文の憲法を指す場合に、「形式的意味の憲法」と呼ばれるが、この意味の憲法は、その内容において人権保障に関する規定が含まれているかどうかを問わない。
形式的意味の憲法は、制定形式・法形式に着目した概念で、内容が人権保障かどうかは問わない。したがって、記述は正しい。
p3 /
国家であれば、権力の組織や構造が定まっていると考えられ、この意味では全ての国家は憲法を持つと言われるが、この場合の「憲法」は、「固有の意味の憲法」と呼ばれる。
国家に必ずある権力の組織や構造を定めるという意味の憲法は、固有の意味の憲法ではなく、実質的意味の憲法を指す。設問は用語の対応が誤っている。
p4 /
1789年フランス人権宣言第16条において、権利の保障が確保されず、権力の分立が定められていない社会は、全て憲法を持つものではない旨が示されているが、この場合の「憲法」は、「立憲的意味の憲法」あるいは「近代的意味の憲法」と呼ばれる。
権利保障と権力分立を備えるものを立憲的意味の憲法(近代的意味の憲法)という。フランス人権宣言第16条の内容とも対応しており、正しい。
全体要旨
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